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ハネウェルと三花控股集団(Sanhua)、 空調用R-410Aを代替する新冷媒の推進で提携

空調制御・部品のトップメーカー、不燃性と低GWP(地球温暖化係数)が特徴のハネウェルの新冷媒「ソルスティス® N41(R-466A)」を採用へ、安全性と環境性を評価

 [東京] 2019年8月22日 — ハネウェル(本社:米国/日本法人:日本ハネウェル株式会社)は8月14日(米国時間)、冷凍冷蔵空調機器向け制御装置および各種部品の世界的なメーカーである三花控股集団(Sanhua Holding Group)と、既存および新規空調機器用途で当社のソルスティス® N41(R-466A)冷媒への移行に向け提携したことを発表します。R-466Aは、据付型空調システム用途で従来のR-410A冷媒の代替として開発された、低GWP(地球温暖化係数)で不燃性の冷媒です。

ハネウェル、空調用途向け冷媒担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのクリス・ラピエトラは、「ソルスティス N41は、空調産業が抱える課題の解決と法規制への適合に特化して開発された冷媒で、本年末に上市を予定しているこの新冷媒は、業界の革命となるものです。このたびの三花との提携は、据付型空調システム用途で従来のR-410Aを代替する技術を、安全で、エネルギー効率性に優れ、環境の点でも持続可能な形でお届けするというハネウェルのコミットメントを評価いただいた結果です。」とコメントしました。

本年末の上市を予定しているソルスティス N41は、R-410Aを代替する冷媒として初めてASHRAE 34分類A1クラス*(不燃性)と低GWPを両立する、据付型空調システム用途向けの冷媒です。現在発表されている他のR-410A代替候補冷媒は、全て燃焼性を持つため、建物オーナーや建設従事者に対するリスクが懸念されています。ソルスティス N41は、R-410Aに比べて65%低いGWPを実現しました。

三花控股集団(Sanhua Holding Group)、副社長兼主任科学者の黄 寧傑(Huang Ningjie)氏は、「ソルスティスN41の不燃性という特徴は、空調産業のゲームチェンジャーとなる画期的なものと言えます。当社では、空調機器を構成する重要な装置や部品について、ソルスティスN41の承認に向けた評価を順調に進めており、評価は本年中に完了する予定です。これにより、本年末のソルスティスN41上市に向けて空調産業が準備を進める中、当社としてもタイムリーに対応する製品をお届けすることができるようになります。」とコメントしました。

ソルスティスN41は不燃性であることから、従来の不燃性冷媒であるR-410Aの機器設計を大幅に変更する必要が無く、燃焼性冷媒使用によるリスク対策として一般的に求められるセンサ類やバルブ類が不要であることが示されています**。初期の検証では、R-410A代替としてのソルスティスN41を用いた場合、設備業者に対する燃焼性冷媒への移行取扱トレーニングが不要であることも示されており、これは、資格を有する施工技術者人材の不足に対する大きなメリットとなります。

ハネウェルは、「ソルスティス®」および「ゼネトロン」ブランドにて、世界中で冷凍冷蔵、ビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発、製造、供給しています。ハネウェルおよびサプライヤーパートナーは、ハネウェルのハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術に基づく次世代製品の研究開発および製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラム を実施しました。

三花控股集団(Sanhua Holding Group)は、空調、冷凍冷蔵機器、家電、カーエアコン、冷熱管理産業に向け制御装置や部品を供給する中国のグローバルメーカーで、冷凍冷蔵空調および自動車産業に向け年間5千万台以上の電子弁および機械弁を供給しています。

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* ASHRAEによる暫定分類。
** 各国/地域の法規制に拠る

ハネウェル (www.honeywell.com) は、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートされた、技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroomをご覧ください。