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パナソニック、食品産業流通業向けコンデンシングユニット新製品に ハネウェルの低GWP冷媒を採用
ソルスティス® N40(R-448A)、業務用冷凍冷蔵用途で
システム全体のカーボンフットプリント削減に寄与
[東京] 2019年4月25日 – ハネウェル(NYSE: HON/日本法人:日本ハネウェル株式会社)は、当社の次世代冷媒「ソルスティス N40(R-448A)」が、パナソニックが4月1日に国内で販売を開始した15馬力以上の出力に対応したコンデンシングユニット(CDU)新製品「屋外型インバーターマルチ冷凍機(15〜40馬力各種)」に採用されたことを発表します。ソルスティスN40の冷媒特性を活かした新しいCDUは、スーパーマーケット向けショーケースをはじめとする、プロセスセンター、食品工場、物流倉庫などの幅広い食品流通産業で用いられる冷凍冷蔵システムを構成する主要機器です。
ソルスティスN40は従来のR-404AやR-22と類似した冷媒特性を有しており、この特徴を活かすことで、パナソニックは食品流通産業のエンドユーザーのニーズであるカーボンフットプリントの低減、取り扱いの容易さと、機器運用期間全体コストの低減に応える製品の開発を実現しました。
世界的なCO2排出削減に呼応し、取り組みを続ける食品流通業界では、冷凍冷蔵システムについても従来のR-404AおよびR-22冷媒使用機器から、持続可能性と経済性を両立する新技術への速やかな移行が大きなニーズとなっています。フロン排出抑制法(略称)では、業務用コンデンシングユニット用途の低GWP化目標として2025年度にGWP1,500未満※が定められており、パナソニックはこの目標を満たす高出力CDUの開発をいち早く実現しました。
ソルスティス N40(R-448A)は、R-404Aと類似した冷媒特性とR-404Aに比べて高いエネルギー効率性を併せ持つ低GWPです。ソルスティス N40を充填した新しいCDUを用いた冷凍冷蔵ショーケースシステムの実証実験では、従来のR-404Aシステムに比べて中温、低温ともに7%の省エネを達成しました。
ハネウェル、フッ素化学品事業部、バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのサンジーブ・ラストギは、「パナソニックによる画期的なCDU製品の上市をお祝いするとともに、世界中で採用が拡がるソルスティスN40にとってまた一つの大きな節目を迎えることができたことを嬉しく思います。既に世界中で20,000を超えるスーパーマーケット店舗に導入されているソルスティスN40は、R-22およびR-404Aの代替として実績を有しています。」とコメントしました。
ソルスティスN40(R-448A)は、ASHRAE34基準クラスA1(不燃・無毒)で、オゾン層破壊に影響せず、また国内では不活性ガスに分類される冷媒です。ソルスティスN40のGWPは既存冷媒R-404Aの3,920に比べ65%低い1,387です。R-404AおよびR-22を代替し、システムのエネルギー効率性向上にも寄与する能力を有しています。ソルスティスN40は、取り扱いの点でも容易に導入可能であることから、スーパーマーケットなどのエンドユーザーに使いやすく、実践的な代替冷媒です。
ハネウェルは、「ソルスティス®」および「ゼネトロン」ブランドにて、世界中で冷凍冷蔵、ビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発、製造、供給しています。
ソルスティス N40冷媒について詳しくは、ハネウェル冷媒ウェブサイト https://sustainability.honeywell.com/us/en/products/refrigerants/hfo-blends/solstice-n40-r-448a をご覧ください。
※ 「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」 (略称:フロン排出抑制法):コンデンシングユニットおよび定置式冷凍冷蔵ユニット(圧縮機の定格出力が1.5kW以下のものを除く)の低GWP化目標は2025年度にGWP値1,500(製品区分ごとの加重平均にて達成)。
ハネウェル (www.honeywell.com) は、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートされた、技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroomをご覧ください。
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