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エアゾールスプレー利用者が最も気にするのは、スプレーが引き起こす火事
[東京] 2017年5月15日 – ハネウェルジャパン(NYSE: HON、日本法人ハネウェルジャパン株式会社/東京都港区/代表取締 役社長 エリック・ワグナー)は日本の消費者を対象に、エアゾールスプレーに対する安全性への認識 と利用状況について調査した結果を発表しました。調査は楽天リサーチに委託し、20 歳から 59 歳ま での 800 人に対して 2016 年 12 月 28 日から 2017 年 1 月 5 日まで実施しました。
その結果、67%の回答者が日常的に利用しているエアゾール製品の安全性について気にかけてお り、火事や毒性・中毒といった不適切な利用による事故について過半数が「聞いたことがある」、ある いは「経験したことがある」と答えています。実際に、86.9%の回答者はエアゾールスプレーを購入す る際に最も重視するポイントとして「安全性」を選択しており、「価格」が最も重要だと回答したのは 7.6%にすぎませんでした。安全性においては「火事」が最も気になる問題であり、「毒性」や「VOC※に よる呼吸困難、めまい、吐き気」がそれに続いています。
ハネウェルジャパンのアドバンスド・マテリアル事業部部門長の瀧瀬勝之は、「スプレー缶の内容物を 放出するためには噴射剤が必要ですが、日本で販売されている多くのエアゾールスプレー製品には 可燃性の噴射剤が使われています。そのため、不適切に保管あるいは使用することにより、エアゾー ルスプレーによる火事が生じています。過半数の回答者は月に 4~5 回以上と頻繁にエアゾール製 品を利用しており、だからこそエアゾール製品の購入にあたって安全性が最も重要なポイントだと考え るのでしょう」と本調査結果を分析しています。
また、調査結果はエアゾールスプレーの利用者が地球温暖化などのエアゾール製品がもたらす環境 負荷について懸念していることも示しています。HFC(ハイドロフルオロカーボン)など温暖化への影 響が大きなガスがエアゾール産業で普及していますが、日本はモントリオール議定書が設定した削減 スケジュールに即して HFC の利用を削減すると国際社会に宣言しており、2019 年までに 10%、 2036 年には 85%にまで削減幅を拡大する目標を掲げています。また、日本は 2030 年に 2013 年 の水準の 26%に温室効果ガスの排出量を減少させるという独自の目標を設定しています。
ハネウェルは、エアゾールスプレーによる火事と環境問題に対応する「ソルスティス噴射剤」を開発し ています。さらに、より安全な製品を消費者にご提供するため、エアゾール製造者とさまざまなエアゾ ールブランドにソリューションを提供しています。
※揮発性有機化合物。空気中に常温で気体となって広がる性質(揮発性)がある有機化学物質を指 し、健康被害を引き起こすことがあります。シックハウス症候群や化学物質過敏症などの原因といわ れています。
ハネウェルについて
ハネウェルインターナショナル (www.honeywell.com)は、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートさ れた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙分野の製品お よびサービス、ビル/住宅/産業用の制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリ アルズなどを世界中のお客様に提供しています。ハネウェルのニュース・詳しい情報は、www.honeywell.com/jp/ja/ をご覧ください。
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